最終更新日 2021/12/20
こんにちは、ライフリメイカーの山本翔太です。
この記事は
- 夢を追いかける途中で迷っている
- 夢をあきらめきれない
- 何かを通して自分らしさを出したい
- やりたいことで自分らしく生きたい
- 人生を楽しく生きたい
- もう一度夢に向かって進みたい
という方に向けて書きました。
読み終わった後、自分の進む方向を明確にし、夢への再スタートができるでしょう。
では、どうしたら再スタートできるようになるのか、コーチング理論を用いてクライアント様の悩みを紐解いていきます!
※本記事の内容は、初回コーチングを受けていただいたクライアント様(以下、彼とします)に許可を得て投稿させていただいています。
このページの内容
彼が味わったどん底と貴重な過去
彼は最初、緊張していたこともあり声にハリがなく、元気がないような感じでした。
少しウォーミングアップを兼ねて彼の上京してからのことを聞きました。
それは僕の想像以上だというのと同時に貴重な経験をしていると感じました。
では、彼がどんな経験をしてきたのか少し覗いてみましょう。
彼はベーシストになることを決め勢いで上京。
当時は、貯金や収入源がなく野宿したこともあったそうです。
そんな中、居候させてくれる人が現れます。
が、しかし!!
足元を見られカモられ、おまけにバイト先での給料不払いなどもあり周囲から借金をしたことも。
(この時点でも想像以上ですが、さらに・・・)
上京先にいた地元の同級生に会い、グループを組みますが裏切られ状況は悪化。
他にグループを組みましたが人間性や考え方が異なり解散。
精神的にも、金銭的にも厳しくそれでもなんとかやってきました。
そして、新たなグループを組み今も活動しているとのことでした。
初回コーチング:開始時
ウォーミングアップが終わってもまだあまり声にハリがなく、元気がないようでした。
とてもつらい経験をされ、考えがごちゃごちゃになってしまっています。
一度に何もかもを考えようとすると誰でも混乱します。
ですので、まずは状況把握と悩んでいることを吐き出してもらいました。
現状
- 仲間も信頼も何もかもがなくなった
- バイトを掛け持ちして空き時間に練習している
- youtubeで動画をアップしているが、しっくりきてない
- 対バンしたり曲を数曲リリースしたこともある
悩み
- 自分は何がしたいのか迷ってる
- 音楽を辞めるかどうか、もし辞めたら死をも考えている
- 現グループとの熱量や方向性の違いを感じている
とのことでした。
ウォーミングアップから話していくうちに徐々に緊張もなくなってきました。
その後、セッション中に彼がどうなっていくのか見ていきましょう!
初回コーチング:セッション中
現状と悩みを吐き出してもらうことで、少しずつ頭の中が整理されていったようです。
それだけでも声のハリと元気を少し取り戻されていました。
そこで彼に次の3つの質問を投げかけました。
- 音楽をやろうと思った理由
- 今の自分またはベーシストとしてできること
- 最終的になりたい姿
原点回帰に繋がるこれらの質問は、今後活動していくときとくに重要なことです。
なにかに迷ったとき、つまづいたときなど指針となり、ゴールが決まればブレることがほとんどなくなります。
また、最初の気持ちや動機、できることが明確であればあるほど人は迷わずに動き出すことができます。
最初の点と最後の点がわかっていると直線も曲線も引くことができるイメージです。
彼が質問に答えていくたびに、声にハリが出てきて元気も取り戻していった感じでした。
最後の質問に答えるときには、とても楽しそうに話されていて聞いているこちらも楽しくなってきました(^_^)
初回コーチング:終了時
開始したときとは声やトーンが打って変わって、頭の中がスッキリしもう一度挑戦してみようというやる気であふれていました。
それはなぜかというと、彼は最初、何をしたいのか、音楽を続けていこうか迷っている状態でした。
それが、音楽を始めた動機を思い出し、自分にできることが明確になったからです。
そして、自分の思い描いた姿で音楽を続けてもいいんだという自分に対してのOKが出たことで、悩みに使っていたエネルギーがやる気に変換されたからです。
では、やる気に変換されたことがどのような内容か具体的にご紹介します。
初心を思い出せた
「売れたい、売れる」という気持ちが優先されてしまっていたようです。
そのため、初めて上京した時の気持ち、音楽をやろうと思った理由やきっかけ、他界した祖母との約束を忘れてしまっていました。
忘れていた初心を再び思い出し、売れることよりも大切なことを見つけたようでした。
ここで気を付けておきたいことが、売れたいや売れるという気持ちがダメなのではありません。
その先にどうしたいか、どうなりたいか、何を大切にしたいかということがないと目先のことばかりに振り回され進めなくなります。
今の自分、ベーシストとしてできることが見えた
彼が今できることとして挙げてくれたのが、
- 音楽やバンドの良さを伝える
- 下手でも楽しむ姿を見せる
- ベースの楽しさを伝える
ということでした。
できることは普段見落としがちですが、3つ見つけられたことは素敵だと思います。
自分が楽しかったことを思い出せた
彼が今まで活動してきた中で一番楽しかったことが、人とのセッションだったそうです。
そのことを思い出したあと、「セッションをやろうと積極的に声掛けをしている」と後日連絡がありました。
今後は、セッションなどをネットとリアルで広めていきたいということでした。
そういう報告を受けるのはとても嬉しいです♪
配信されるのが楽しみです(^^♪
最終的にどうなりたいかが見えた
彼が最終的になりたい姿は、
「こいつじゃないとダメ!下手でもこいつとなら弾きやすい、グルーヴが上がる!」と言われる人になる
です。
テクニックがどれだけあろうと一緒に演奏して楽しくないとやっぱり続けられないし、ギャラリーも楽しませれないと思います。
彼の想いに周りを楽しませたいということがあり、それに伴って行動にもつながっています。
行動を起こせるなりたい姿を決めれたということは、とてもいい目標設定ができています。
自分と向き合い、再スタートすることを決めた
初回コーチングに加え、彼の師匠からの叱咤激励もあり、より深く自分と向き合い再スタートをすることを決めたようでした。
後日、彼から「明るく前向きにということを忘れずに、人に評価される音楽をするのではなく、自分が楽しいと思う音楽をしていく。」と連絡がありました。
悩みが解消され再スタートをする決心がついたようです。
まとめ
最初は、何をしたいのか音楽を続けていくのか、自分の進む方向を見失っていた彼。
初回コーチングにより、自分の思い描いた音楽を続けていくという活路を見つけ出しました。
なぜそうなれたのか?
今回の初回コーチングにおいて、最終地点を見失って迷わないために必要な5つをまとめました。
- 悩みや現状を吐き出す
- 動機を思い出す
- できることに気付く
- 最終地点を思い描く
- やってみる
初回コーチングが終了したときには、初心を思い出し、今出来ること、なりたい姿が明確になり、彼自身が一番納得のいく答えを見つけ出していました。
ハリのなかった声にはハリが出てトーンも明るくなり、元気のない感じから元気を取り戻したようでした。
その様子から再スタートを切る準備が整ったことがわかりました。
このとき、僕も嬉しさを感じました。
以前、僕も同じように悩みずっとモヤモヤした状態の時がありました。
そのモヤモヤがなくなってスッキリしたとき、声も表情も変わりました。
まるで、大荒れの天気の後の快晴のように。
夢に向かって行動ができるということは、とても素敵なことだと思います。
彼がより自由で楽しく、より幸せを感じながら活躍していくことを心から応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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