最終更新日 2022/3/5
この記事では、「自己肯定感を高めること」について書いていきます。
自己肯定感を高めるのに、自分を否定する必要はありません。
日本には謙遜するという素敵な心遣いがありますが、謙遜のし過ぎは自己肯定感を下げるだけだと思います。
例えば、「あなたの○○って素敵ね」と言われたときに「いやいや、そんなことないですよ」と言ったことはありませんか?
謙遜するときは、使う言葉が自分を否定したり自分を下げることが多いです。
それを繰り返すと無意識に自己肯定感を下げていきます。
この記事では、自己肯定感が低いところから自己肯定感を高めるにはどうしたらいいのか?をコーチング理論を用いて解説していきます。
- 自己肯定感が低いと感じている人
- 自己否定をしてしまう人
- 自己肯定感を高めたい人
- 自信のある自分に変わりたい人
自己肯定感とは?
自己肯定感という言葉はよく使われますが、そもそも自己肯定感とはどういうものでしょう?
自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。 自己否定の感情と対をなす感情とされる。
文字通りですが、自分のことや自分の行動をどれだけ前向きに捉えられるかということです。
人はもともと自己肯定感が高い状態で生まれてくると思っています。
成長していくにつれ様々な環境や情報の影響で自己肯定感を下げてしまいやすいです。
では、どのようなことが自己肯定感を下げてしまうのでしょうか?
このページの内容
自己肯定感を下げてしまう原因
失敗したときの行動
何か行動を起こせば良くも悪くも必ず結果が出ます。
自分が想像していた、もしくは想像以上の結果が得られたときは前向きに捉えることができます。
しかし、失敗したと感じるとき、一生懸命やったけど思うような結果が得られなかったときの捉え方も自己肯定感を下げる原因のひとつです。
失敗するとほとんどの人は少しは落ち込みます。
その時に自分を責めることや自分に言い訳をしてしまうことで自己肯定感を下げてしまいます。
他人と比較すること
小さいころから今に至るまでで人と比べられた経験はありませんか?
例えば、テストの点数だったり成績だったり、友人関係だったり、兄弟間だったりです。
人と比べる習慣があるのは、親だったり友達だったり周囲の環境によるものが多いと思います。
「あの人はこんなことできていいな…」という言葉を発していたら、無意識のうちに人と自分を比べています。
いいなの後ろに「自分にはできないけど」という言葉が隠されているからです。
自分が嫌い
自分が嫌いだと自己肯定感は下がります。
自分の嫌いなところはどういうところでしょうか?
例えば、声が小さいや自分の意見が言えない、行動ができない、自信がないなどたくさん思いつくかもしれません。
それを言葉にしたり気にしたりしていると、自分が嫌いな自分に近づいていきます。
自分の口ぐせと思い込み
自分の口ぐせはや思い込みは、自己肯定感を勢いよく下げる原因のひとつです。
自分が普段口にしていることは、そのまま潜在意識に伝わり良くも悪くも自分をその通りの人にしてしまうほどのパワーがあります。
これをコーチングではアファメーションと言います。
例えば、何か行動をするたびに「自分は何をやってもだめだ」という口ぐせだったとします。
それにより、自分は何をやってもだめな自分が潜在意識の中に蓄積されていきます。
失敗やミスをするたびに「やっぱり自分は何をやってもだめだ」と思わず言ってしまう。
すると、さらに自分は何をやってもだめな自分が潜在意識の中に蓄積されていきます。
それを繰り返すので「自分は何をやってもだめだ」というような行動や視点、言動までも繰り返され、自己肯定感をどんどんと下げていきます。
自己肯定感が低いことで影響すること
自己肯定感が低いとどういうところに影響してくるのか仕事面、生活面、人間関係面の3つの場面から見ていきたいと思います。
仕事面
仕事において自己肯定感が低いことで、ミスや失敗に対して必要以上に意識を向けてしまいます。
業務以外のことに意識が向いていると、業務自体のパフォーマンスが低下します。
パフォーマンスの低下で、自分を責めることや自分はもっと頑張らないといけないという焦燥感にかられます。
そして、体調を崩す。
するとさらにパフォーマンスが低下し…を繰り返すことになり、結果的に業務全体に影響が出てきます。
生活面
生活に関しては、自己肯定感が低いことで心が満たされないことが多くなります。
心が満たされないと潜在意識がバランスを取ろうとごまかしてしまいます。
例えば暴飲暴食をしてお腹を満たすことでごまかすこと、普段使わない物、着ない服・靴を買うなど物で満たそうとして散財しやすくなるなどです。
どちらも一時的には心が満たされますが、あくまで一時的です。
すぐにまた満たされなくなり、今度はさらにより多くを求めるようになります。
そして、その行動をした自分を責めさらに自己肯定感がだがるループへと入ってしまいます。
人間関係面
人との関わり方において自己肯定感が低いと、何気なくしている会話にネガティブな発言が多くなります。
その発言で、しだいに口ぐせがネガティブになり負のオーラや暗い雰囲気をまとったり、心に余裕がなくなってきます。
ネガティブ発言を連発する暗い雰囲気の人の近くからは人が離れていきます。
そしてまたネガティブ発言をしてしまう…
こうなってくるとなかなか人間関係を築くのが難しくなってきます。
自己肯定感を高める方法
人との比較を辞める
人と比べていい事というのはあまりないように思います。
人と比べればどうしても優劣が付いてしまい、自分のできないことに意識を集中させやすくなります。
自分のできないことに意識を集中させていると、自己肯定感が下がってしまいます。
できないことを知り、そこから自分ならできると思えるならすでに自己肯定感が高いと言えます。
しかし、全員がそういうわけではなく、どうしても自分にはできないと自己肯定感が下がってしまう人もいます。
それではせっかくのその人の素晴らしさが消されてしまいます。
各個人の素晴らしさを消さないために、人とは比べないようにしましょう。
どうしたらいいかというと、「あの人は○○なところがすごいな~、自分は●●なところがすごいんだよね」と自分と相手を対等にします。
人のことをうらやましく思うことは悪い事ではありませんし、むしろその人の素晴らしいところが見えているということです。
人の素晴らしいとこを見つつ、自分の素晴らしいところも見れるという一石二鳥の効果もあります。
相手と自分を対等にすることで、自分も相手も傷つきません。
むしろ、相手と自分の間にいい関係を築くことができます。
できることからやる
何かをするときにいきなり負荷の大きいものに取り掛かると、すぐに失速して力尽きます。
そうするとできなかったことが目に見えてわかるので、自分の自信を失い自己肯定感が下がりやすいです。
自己肯定感を高めるためには、今すぐできる負荷の小さい事から取り掛かる方がいいです。
コース料理のように前菜からメインまで順番に取り掛かるイメージです。
するとメインに行く前にできたことが積み上がり、自信とスキルを身に着けた状態でメインに取り掛かれるので失敗もしにくくなります。
口ぐせを変える
言葉には力があります。
ネガティブな言葉を使えばネガティブな思考や暗い雰囲気の自分に、
ポジティブな言葉を使えばポジティブな思考や明るい雰囲気の自分になることができます。
今までにポジティブになろうとして気合を入れて一生懸命ポジティブな言葉を使おうとしたことはありませんか?
そうできるのはとても素敵なことです。
ただ、気合を入れて一生懸命ポジティブな言葉を使おうとすればするほど、自分の中での反発が強くなりネガティブに進みます。
ネガティブに進まないようにするには、自然な感じでポジティブな言葉を発すればいいのです。
例えば、買い物に車で行き駐車したときにうまく停めれたら「さっすが自分!」と言ってみたり、
バスや電車で座ることができたら「やっぱり自分ってツイてるな~」と言ってみたりです。
割りばしがキレイに割れたときやおつりがピッカピカだったときなど。
それがたまたまだったとしても、どんなに小さい事でもいいです。
毎日何かしら「ラッキー♪」と思えることがあるはずです。
そういう身近なところでの口ぐせを変えていくだけで、かなり自己肯定感は高まります。
まとめ
日本人の文化である謙遜をしすぎることで自己肯定感を下げてしまう原因の一つです。
自己肯定感は、自分自身が発する言葉や行動により下げることも高めることもできます。
自己肯定感が低いことで、仕事や生活、人間関係など、今後の人生に関わる全てのことに大きく影響してきます。
そこで、自己肯定感を高めるためには
人との比較を辞める
できることからやる
口ぐせを変える
でした。
シンプルなことですが、これが身に付くことで自己肯定感は格段に上がります。
より多くの人の自己肯定感が高まり、笑顔の人が増えたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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